なぜ大切？本物の醤油は、大豆と小麦と塩を微生物の力でじっくり発酵させて作られます。この過程で生まれる豊かな風味と栄養が魅力です。一方、安価な醤油は、うま味成分や色を人工的に加えているものが多く、体にとって余計なものも入っています。

選ぶ時のポイント：

• できれば「丸大豆」と書かれたもの（大豆を丸ごと使っている証拠）。
• 「天然醸造」「木桶仕込み」とあれば、さらに風味豊かでGOOD！
• （例：フンドーキン 吉野杉樽天然醸造醤油、ヤマサ 有機丸大豆の吟選しょうゆ など）

なぜ大切？本みりんは、もち米と米麹から作られる自然な甘みとコクが特徴。料理に深みと照りを与えてくれます。「みりん風」のものは、水あめや人工甘味料で「みりんのような味」にしたもので、本物とは全く別物です。

選ぶ時のポイント：

• 「三年熟成」など熟成期間が長いものは、よりまろやかで風味が良いです。
• （例：三河みりん、九重櫻 本みりん など）

なぜ大切？料理酒は、食材の臭みを消したり、風味を良くしたりするのに役立ちます。純粋な米と米麹から作られた料理酒（または日本酒）は、自然なうま味があります。安価な「合成清酒」や一部の料理酒には、味付けのために糖類や添加物が使われています。

選ぶ時のポイント：

• 「純米料理酒」と書かれたものを選ぶのが手軽。
• 飲む用の「純米酒」を料理に使うのも、添加物フリーで安心です。
• （例：日の出 純米料理酒、タカラ「料理のための清酒」 など）

なぜ大切？良い油は、細胞を元気にし、ホルモンバランスを整え、炎症を抑える働きがあります。悪い油（トランス脂肪酸や酸化した油）は、逆に体にダメージを与え、老化や不調の原因に。特にマーガリンやショートニングは避けたい油の代表です（次の項目で詳しく！）。

選ぶ時のポイント：

• オリーブオイル：「エキストラバージン」と書かれた、遮光瓶入りのものを。サラダや炒め物に。
• 米油・ごま油：「圧搾法」と書かれたものを選びましょう。炒め物や風味付けに。
• ココナッツオイル：「ヴァージン」または「エキストラバージン」を。独特の香りがあるので、お菓子作りや飲み物に。
• 亜麻仁油・えごま油：熱に弱いので絶対に加熱しないこと！ スプーンでそのまま飲むか、サラダや納豆にかけて。開封後は冷蔵庫で1ヶ月以内に使い切りましょう。
• （例：オリーブオイルならBOSCOエクストラバージン、米油ならボーソー油脂米油、ごま油なら九鬼純正胡麻油、亜麻仁油ならニップンアマニ油など、品質の良いものを選びましょう）

なぜ大切？自然な製法で作られた塩には、ナトリウムだけでなく、マグネシウム、カリウム、カルシウムといった髪や体の健康に必要なミネラルがバランス良く含まれています。精製された塩は、これらのミネラルがほとんど取り除かれています。

選ぶ時のポイント：

• 「海の精」「ゲランドの塩」「ぬちまーす」など、ミネラル豊富な自然海塩がおすすめ。
• 岩塩も良いですが、海塩の方がミネラルバランスが良い傾向があります。
• （例：伯方の塩（焼塩ではなく粗塩）、沖縄の海水塩 青い海 など）

なぜ大切？白い砂糖（精製糖）は、ミネラルがほとんどなく、血糖値を急激に上げやすいです。これは体の「糖化（コゲつき）」を進め、老化や不調、髪のトラブルの原因にも。ミネラルが残っている未精製の砂糖は、血糖値の上昇が比較的穏やかで、微量ながら栄養も摂れます。

選ぶ時のポイント：

• 普段使いには：きび砂糖やてんさい糖がクセも少なく使いやすいです。
• 風味付けには：黒糖（コクがある）、メープルシロップ（独特の香り）、はちみつ（商品により風味が多様）。
• どんな砂糖も摂りすぎはNG！甘味料に頼らず、素材の味を活かす工夫も大切です。
• （例：日新製糖 きび砂糖、ホクレン てんさい糖、沖縄産黒糖 など）

なぜ大切？バターは牛乳から作られる自然な食品。適量なら良質な脂質やビタミンA、Dなどが摂れます。一方、マーガリンは植物油を加工して作られ、その過程で「トランス脂肪酸」という体に非常に悪い油ができてしまいます。トランス脂肪酸は、心臓病のリスクを高めたり、体内で炎症を起こしたりと、健康にも髪にも悪影響。できる限り避けましょう。

選ぶ時のポイント：

• バターを選ぶ：「よつ葉バター」「カルピスバター」など、品質の良いものがおすすめ。有塩・無塩はお好みで。
• マーガリンは買わない、使わない！パンやお菓子を買う時も、原材料に「マーガリン」「ショートニング」「植物油脂（※一部トランス脂肪酸を含む可能性あり）」と書かれていたら要注意です。
• バターの代わりに、パンには良質なオリーブオイル（エキストラバージン）やアボカドを塗るのもおすすめです。